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Pink

Pink、TinkPinkのおちゃめな感じを醸し出す不思議キャラのPinkだ。だがこのPink、侮ってはいけない存在だ。ギターはもちろん、ベース、キーボード、どれをとってもちゃんと弾き熟しており、しかも意外と高いレベルのテクニックを持っている。その他にサックス、バイオリン、チェロといった楽器も弾いてしまうから驚きだ。

 

 そんなPinkをTinkはこう語る。「スゴ!すぎる。Pinkの存在は音楽する前から知っていましたけど、あんなに色んな楽器を巧みに弾ける人だなんておもわなかったんです。そんな人が近くにいるだなんて。自分に持ってないモノを持っているから、憧れの存在でした。今は私の師匠として、色々と技を教えてもらってます。練習中のPinkは、とっても厳しいですけどね(笑)」

たしかに並はずれた才能の持ち主ではなさそうだ。TinkPinkの楽曲は様々なジャンルの曲があるが、その楽曲の譜面は購入することなく、Pinkが音楽を聴いて、それを楽譜にしてしまうというのだから、凡人には真似ができない。

 また、TinkPinkらしさを出すアレンジにも大きく貢献しているようだ。「Pinkにやりたい曲を頼んで、耳コピしてもらって、で、TinkPink風な感じで演奏したいと言うと、楽譜が送られてくるときには、ほとんど完成版に近い形になっているんです。」とTinkは語る。つまり、演奏曲目を決めたら、Pinkが楽譜を作成し、それがほとんどそのまま音楽になってしまっているというのか。どんなふうにしてアレンジをしているのか、本人のPinkに聞いてみた。「Tinkがやりたいと思った曲を、出来るだけTinkPinkの味が出るようにアレンジします。曲によっては、全然オリジナルにはないような雰囲気を入れ込んでしまったり…。例えば、The Roseでは、原曲にはドラムやベース、ギターといった部分はないんですよ。でも、Tinkの『あたしたちらしくやりたい』というのを大切にして、ロックテイストを上手く入れたアレンジにしてみました。」とTinkPinkのPV♪The Roseについて語る。たしかに、原曲にはない部分が中盤から最後の方に出てくる。そこがまた良いところだが、TinkPinkのアイディアだったとはおそれいった。

このPinkの話にもあるように『自分たち』を出す、現代社会の中で埋もれがちな部分に脚光を当ててみるのも良いだろう。そして、そのTinkPinkのアレンジも是非PVで味わっていただきたい。

 

 

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